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DOCOMOMOを通しての鎌倉近代美術館
近美100年の会 副事務局長・編集W.G. 渡邉研司
建築家 DOCOMOMO Japan副事務局長 |
DOCOMOMO(近代建築に関する保存・資料化の国際組織)に参加したのは、1996年イギリスに留学しているときであった。イギリスにおける近代建築運動に関する研究の延長での参加であった。つまり、そのときは建築史の研究対象として近代建築をとらえていた。DOCOMOMOの活動の一つであるドキュメンテーション(資料化)は、歴史研究には必須のことであり、また、近代建築に関する研究者の世界的なつながりが得られるのではないかという算段もあった。しかし、2000年に日本の支部であるDOCOMOMO
Japanの設立が認められ、またこの近代美術館も含まれている20選の展覧会、シンポジウムの活動をしながら、研究を始まりとする自分自身の近代建築の保存活動に関する意識がしだいに変化していった。その一つは、ドキュメンテーションという行為に対する意識の拡がりである。単に研究対象の調査としてのドキュメンテーションではなく、建築、都市、環境、そして、それに関わる人間と対話をすることでの自分自身への刻印、あるいは対象物の身体化ということができる。これは、大学時代が行っているスケッチという行為に一つの方法があることを次第に確信しつつある。近美100年の会発足1周年を記念して皆で鎌倉近美をスケッチするというはどうだろうか。このスケッチを通した近美そして鎌倉の人々との対話が、これからの活動に必要なように思える。
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